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将棋の一般棋戦の優勝回数ランキング!グランドスラム達成者と賞金も!

将棋の公式戦には8大タイトル戦の他、一般棋戦があります。NHK杯などテレビ棋戦や早指しの棋戦が多く、棋戦ごとに独自の工夫を凝らしています。

一般棋戦は8大タイトル戦ほど目立たないかもしれませんが、2022年度に藤井聡太さんが全棋士参加の一般棋戦4つすべてで優勝するというグランドスラムを達成して大きな話題になりました。

今回は将棋の一般棋戦にスポットを当て最も優勝回数が多い棋士はだれなのか、優勝回数ランキングでわかりやすく見ていきます。

また、一般棋戦の賞金やこれまでのグランドスラム達成者はどうなっているのでしょうか?

今回は、将棋の一般棋戦の優勝回数ランキングとグランドスラム達成者、賞金などについてまとめました

将棋の一般棋戦の優勝回数ランキング

将棋の公式戦の中で、8大タイトル戦以外の7つの棋戦を一般棋戦といいます。タイトル戦がすべて番勝負なのに対し、一般棋戦は持ち時間が短い早指しで一発勝負のトーナメント方式が多いのが特徴といえます。

多くが1回負ければ即終了のため、優勝するには番勝負のタイトル戦とは違った難しさや緊張感があります。

一般棋戦とは?
将棋の公式戦で、タイトル戦以外の棋戦(銀河戦、朝日杯将棋オープン戦、将棋日本シリーズ、NHK杯テレビ将棋トーナメント、達人戦、新人王戦、加古川清流戦)

優勝回数ランキング1位は羽生善治さんの46回で、どの棋戦でも強いですが特に朝日杯とNHK杯での強さが光ります。

2位は僅差で大山康晴さんの44回ですが、内訳でその他が多いのはタイトル戦昇格前の棋戦やすでに終了した棋戦が含まれているためです。

3位は中原誠さんの28回で、ここまでは通算タイトル獲得数ランキングトップ3と同じです。

参考 ⇒ タイトル獲得数歴代最多棋士とランキング

トップ10にランクインしている棋士で勢いのある若手棋士の名がありませんが、藤井聡太さんがここまで10回の優勝でどこまで記録を伸ばすのか注目されます。

将棋の一般棋戦の優勝回数ランキングは、以下の通りです。

将棋の一般棋戦の優勝回数ランキング
1位:46回 羽生善治(朝日杯12、NHK杯11、銀河戦・日本シリーズ各5、その他13)
2位:44回 大山康晴(NHK杯8、日本シリーズ1、その他35)
3位:28回 中原誠(NHK杯6、日本シリーズ1、その他21)
4位:23回 加藤一二三(NHK杯7、日本シリーズ2、その他14)
5位:22回 谷川浩司(朝日杯7、日本シリーズ6、NHK杯・銀河戦各1、その他7)
6位:16回 米長邦雄(日本シリーズ3、NHK杯1、その他12)
7位:15回 丸山忠久(日本シリーズ・銀河戦各2、朝日杯・NHK杯各1、その他9)
8位:13回 内藤國雄(NHK杯1、その他12)
8位:13回 森内俊之(NHK杯3、朝日杯2、日本シリーズ1、その他7)
10位:12回 佐藤康光(NHK杯・銀河戦各3、日本シリーズ2、その他4)
10位:12回 渡辺明(銀河戦・日本シリーズ各4、朝日杯・NHK杯各1、その他2)

参考
10回 藤井聡太(朝日杯4、銀河戦・日本シリーズ各2、NHK杯1、その他1)

※2024年12月21日時点、太字は現役

将棋の一般棋戦のグランドスラム達成者

続いては将棋の一般棋戦のグランドスラム達成者を見ていきます。

一般棋戦のグランドスラムという言葉が聞き慣れないかもしれませんが、全棋士参加の一般棋戦(銀河戦、朝日杯、日本シリーズ、NHK杯)のすべてで優勝することを意味します。

8つのタイトル戦をすべて制覇することを八冠といいますが、その一般棋戦版といってもいいでしょう。

将棋 ‐ タイトル戦全てを獲得すること。または全棋士参加の一般棋戦(銀河戦、朝日杯、日本シリーズ、NHK杯)全てを優勝すること。
引用:Wikipedia「グランドスラム」

なぜ一般棋戦のグランドスラムという言葉が聞かれるようになったのは、2022年度に藤井聡太さんが全棋士参加の一般棋戦4つをすべて優勝してからです。

優勝した4つの一般棋戦はすべて一発勝負のトーナメント方式のため、1つでも負ければそこで終わりです。八冠同時制覇に匹敵するとはいいませんが、達成するのは困難でかなりの大記録といっていいでしょう。

年間(年度内)グランドスラム達成者は藤井聡太さんのみで、生涯グランドスラム達成者も藤井聡太さんと谷川浩司さん、羽生善治さん、渡辺明さん、丸山忠久さんの5名です。

将棋の一般棋戦のグランドスラム達成者
年間(年度内)グランドスラム
藤井聡太
生涯グランドスラム
谷川浩司
羽生善治
渡辺明
丸山忠久

将棋の一般棋戦の賞金

最後に、将棋の一般棋戦の賞金を見ていきましょう。

将棋の棋戦の賞金額は公表されていないことが多く、タイトル戦では竜王戦のみ公表されています。一般棋戦の優勝賞金はどうかというと、現在、公表されているのは朝日杯将棋オープン戦の750万円と将棋日本シリーズの500万円のみで、その他の一般棋戦の賞金は非公表となっています。

逆に囲碁は賞金額が公表されていることが多く、銀河戦と同じ囲碁・将棋チャンネル主催の囲碁の「竜星戦」の優勝賞金は600万円(2023年時点)、NHK主催の「NHK杯テレビ囲碁トーナメント」の優勝賞金は500万円(2023年時点)です。

このことから銀河戦とNHK杯もほぼ同じ賞金額ではないかと推測されます。竜王戦の優勝賞金が4,400万円(2024年時点)で棋界最高額であるとはいえ、かなりの差があることがわかります。

将棋の一般棋戦の優勝賞金は、以下の通りです。

将棋の一般棋戦の優勝賞金

  • 朝日杯将棋オープン戦:750万円
  • 将棋日本シリーズ:500万円
  • 銀河戦:600万円(推定)
  • NHK杯テレビ将棋トーナメント:500万円(推定)

※その他は非公表

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将棋の一般棋戦の優勝回数ランキングとグランドスラム~まとめ

今回は、将棋の一般棋戦の優勝回数ランキングとグランドスラム達成者、賞金などについて見てきました。

将棋の公式戦の中で8大タイトル戦以外の7つの棋戦を一般棋戦といい、優勝回数ランキング1位は羽生善治さんの46回で、2位は僅差で大山康晴さんの44回、3位は中原誠さんの28回となっています。

また、全棋士参加の一般棋戦(銀河戦、朝日杯、日本シリーズ、NHK杯)のすべてで優勝することをグランドスラムといいますが、年間(年度内)グランドスラム達成者は藤井聡太さんのみ、生涯グランドスラム達成者は藤井聡太さんと谷川浩司さん、羽生善治さん、渡辺明さん、丸山忠久さんの5名です。

将棋の一般棋戦の優勝賞金は朝日杯将棋オープン戦の750万円と将棋日本シリーズの500万円のみが公表されており、その他の一般棋戦の賞金は非公表となっています。

いずれにしても一般棋戦の賞金額はタイトル戦と比較すると、かなりの差があります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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