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将棋のタイトル獲得数歴代最多棋士とランキングまとめ!連続制覇記録も!

将棋には現在、8つのタイトル戦があり、年に1度、五番勝負か七番勝負が行われタイトルホルダーが決まるシステムになっています。

タイトル戦になると最近では藤井聡太さん、その前の時代だと羽生善治さんが大きな注目を集めていましたが、このタイトル獲得を目指して棋士たちが日々、しのぎを削っています。

そんな中で将棋のタイトル獲得数歴代最多棋士はだれなのか、またランキングにはどんな棋士がランクインしているのでしょうか?

タイトルの連続制覇記録がどうなっているのかも気になります。

今回は、将棋のタイトル獲得数歴代最多棋士とランキング、連続制覇記録などについて見ていきます。

将棋のタイトル獲得数歴代最多棋士とランキング

将棋のタイトル獲得数の歴代最多棋士は羽生善治さんで、獲得数は99期です。あと1期で前人未到の100期達成ですが、2018年の第31期竜王戦で防衛に失敗して無冠になり、その後タイトル挑戦は2回あるもののいずれもタイトル奪取に失敗しています。

2位は大山康晴さんの80期ですが、現在よりタイトル戦の数が少なかった時代の記録だけに羽生さんの99期とは単純には比較できません。もし、当時も現在と同じタイトル数だったならば100期獲得していた可能性はあったでしょう。

3位は獲得数64期の中原誠さんで、大山康晴さんから次々とタイトルを奪い、大山康晴さんの後継者となりました。

4位以下はランキング3位以内と比較すると、タイトル獲得数がかなり少なくなっていきます。あの渡辺明さんでさえ獲得数31期ですから、逆にランキング3位以内の棋士がいかに強いのかを示しています。

ランキングトップ10の中で現役棋士は6名ですが、勢いや年齢という点から記録更新に最も期待がかかるのは6位の藤井聡太さんなのは間違いないところでしょう。

二十歳ちょっとの年齢で獲得数はすでに26期なので、このペースならかなりの可能性があるといっていいでしょう。藤井一強時代がどれだけ長く続くかがカギともいえます。

歴代タイトル獲得数ランキングトップ10を見ると、現役棋士と引退棋士が約半々ですが、間違いなく歴史に名を残す素晴らしい棋士ばかりです。

将棋の歴代タイトル獲得数ランキングトップ10は、以下の通りです。

将棋の歴代タイトル獲得数ランキングトップ10
1位:99期 羽生善治(王座24、王位18、棋聖16、棋王13、王将12、名人9、竜王7)
2位:80期 大山康晴(王将20、名人18、棋聖16、王位12、十段8、九段6)
3位:64期 中原誠(棋聖16、名人15、十段11、王位8、王将7、王座6、棋王1)
4位:31期 渡辺明(竜王11、棋王10、王将5、名人3、王座・棋聖各1)
5位:27期 谷川浩司(王位6、名人5、竜王・王将・棋聖各4、棋王3、王座1)
6位:26期 藤井聡太(王位・棋聖各5、竜王4、叡王・王将各3、名人・王座・棋王各2)
7位:19期 米長邦雄(棋聖7、棋王5、王将3、十段2、名人・王位1)
8位:13期 佐藤康光(棋聖6、名人・棋王・王将各2、竜王1)
9位:12期 森内俊之(名人8、竜王2、棋王・王将各1)
10位:8期 木村義雄(名人8)・加藤一二三(十段3、棋王2、名人・王位・王将各1)

※太字は現役

将棋のタイトル連続制覇記録

続いて、将棋のタイトル戦の連続制覇記録をランキングで見ていきましょう。

タイトルの種類にかかわらず出場した八大タイトル戦でどれだけ連続で制覇したか、他に同一タイトルをどれだけ連続で制覇したかの2つに分けてみました。

タイトル連続制覇記録~八大タイトル

まず、タイトルの種類にかかわらない出場した八大タイトル戦での連続制覇記録トップは、藤井聡太さんの22期連続制覇です。2024年5月に伊藤匠さんに敗れて叡王を失冠するまでの約5年間、タイトル戦負け知らずでした。

2・3位は大山康晴さんと中原誠さんですでに引退していますが、ともに永世名人で一時代を築いた棋士です。19期連続制覇も17期連続制覇も全盛期が長かったことを証明しています。

そして、5位に15期連続制覇の羽生善治さんがランクインしています。全七冠独占時代ではなく、四冠に後退してからの達成でした。

将棋の八大タイトル連続制覇記録ランキングは、以下の通りです。

将棋のタイトル連続制覇記録ランキング~八大タイトル

  • 1位:22期
    藤井聡太(第91期棋聖戦2020~第82期名人戦2024年度)
  • 2位:19期
    大山康晴(第22期名人戦1963~第25期名人戦1966年度)
  • 3位:17期
    大山康晴(第9期九段戦1958~第1期棋聖戦1962年度)
    中原誠(第23期王将戦1973~第27期王将戦1977年度)
  • 5位:15期
    羽生善治(第38期王位戦1997~第48期王座戦2000年度)

タイトル連続制覇記録~同一タイトル

同一タイトルの連続制覇記録では羽生善治さんの王座19期連続制覇が2位以下を大きく引き離してのトップです。羽生善治さんは王座戦にめっぽう強く、26期連続で五番勝負に登場しています。

2位以下は上述の八大タイトル連続制覇記録ランキングにも名を連ねる永世名人に、現役で永世竜王・永世棋王の渡辺明さんの名が加わります。

ここでも大山康晴さんと羽生善治さんの名が目立ちます。まだ藤井聡太さんの名はありませんが、いずれ加わってくることでしょう。

将棋の同一タイトル連続制覇記録ランキングは、以下の通りです。

将棋の同一タイトル連続制覇記録ランキング

  • 1位:19期
    羽生善治(王座・1992~2010年度)
  • 2位:13期
    大山康晴(名人・1959~1971年度)
  • 3位:12期
    大山康晴(王位・1960~1971年度)
    羽生善治(棋王・1990~2001年度)
  • 5位:10期
    大山康晴(九段・十段・1958~1967年度)
    羽生善治(棋聖・2008~2017年度)
    渡辺明(棋王・2012~2021年度)
  • 8位:9期
    大山康晴(王将・1963~1971年度)
    中原誠(名人・1972~1981年度)
    羽生善治(王位・1993~2001年度)
    渡辺明(竜王・2004~2012年度)

将棋8大タイトル戦の違いなどは、こちらをご参照下さい↓↓

将棋8大タイトル戦の違いとは?賞金と持ち時間・現在の保持者など
こちらでは、将棋8大タイトル戦の違いを賞金と持ち時間、序列などから比較、そして現在の保持者もまとめました。地位と名誉、賞金がかかる将棋8大タイトル戦は大同小異さまざまあります。その違いを表を使いながらわかりやすく簡単に説明しています。

将棋の歴代タイトル獲得数ランキング1位と連続制覇記録~まとめ

今回は、将棋のタイトル獲得数歴代最多棋士とランキング、連続制覇記録などについて見てきました。

将棋のタイトル獲得数の歴代最多棋士は羽生善治さんで獲得数は99期、以下、大山康晴さんの80期、中原誠さんの64期と続きます。

ランキングでは現役棋士と引退棋士が約半々ですが、上位にいくほど歴史に名を残す大棋士となっています。ランキングで唯一20代の棋士である藤井聡太さんの記録更新に大きな期待がかかります。

連続制覇記録を見ると、八大タイトル戦での連続制覇記録トップは藤井聡太さんの22期連続制覇、同一タイトルの連続制覇記録トップは羽生善治さんの王座19期連続制覇です。ともに2位以下は大山康晴さんと中原誠さんという昭和の大棋士、平成以降では渡辺明さんなど名があります。

破られそうにない記録ばかりのように思えましたが、連続制覇記録も今後、藤井聡太さんがどこまで上位に食い込んでくるのかが注目ポイントになりそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※記録は2024年12月12日時点のものです。

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