藤井聡太さんと永瀬拓矢さんといえば、藤井聡太さんが永瀬拓矢さんから王座を奪い八冠達成を決めた2023年の王座戦五番勝負が印象に残っている方が多いかと思います。
壮絶な五番勝負でしたが、実は両者は昔から仲良しで定期的に研究会（VS）も行っている仲です。
これからも研究会は続いていくと思われますが、気になる藤井聡太さんと永瀬拓矢さんのタイトル戦などでの対戦成績はどうなっているのでしょうか？
今回は、仲良しで昔から研究会も行っている藤井聡太さんと永瀬拓矢さんの対戦成績について見ていきます。
藤井聡太vs永瀬拓矢の対戦成績
藤井聡太さんと永瀬拓矢さんの直接対戦は過去に25局あり、対戦成績は藤井聡太さんの18勝7敗となっています。（2024年10月24日時点）
藤井聡太 18勝 – 永瀬拓矢 7勝
※2千日手
藤井聡太と永瀬拓矢の対戦成績～タイトル戦
藤井聡太さんと永瀬拓矢さんのタイトル戦での対戦はこれまで2024・2023年の第72・71期王座戦五番勝負と2022年の第93期棋聖戦五番勝負の3回で、すべて藤井聡太さんが制しています。
藤井聡太と永瀬拓矢のタイトル戦での対戦成績
藤井聡太 3勝 – 永瀬拓矢 0勝
- 2024年 第72期王座戦五番勝負 ⇒ 3勝0敗で藤井防衛
- 2023年 第71期王座戦五番勝負 ⇒ 3勝1敗で藤井奪取
- 2022年 第93期棋聖戦五番勝負 ⇒ 3勝1敗で藤井防衛
藤井聡太と永瀬拓矢の対局結果一覧
藤井聡太と永瀬拓矢の対局結果一覧
2024年9月30日：第72期王座戦五番勝負第3局⇒後手・藤井〇（角換わり）
2024年9月18日：第72期王座戦五番勝負第2局⇒先手・藤井〇（角換わり）
2024年9月4日：第72期王座戦五番勝負第1局⇒後手・藤井〇（角換わり）
2024年2月10日：第17回朝日杯決勝⇒先手・永瀬〇（矢倉）
2023年10月21日：第44回JT杯日本シリーズ準決勝⇒先手・藤井〇（角換わり）
2023年10月11日：第71期王座戦五番勝負第4局⇒先手・藤井〇（角換わり）
2023年9月27日：第71期王座戦五番勝負第3局⇒後手・藤井〇（雁木）
2023年9月12日：第71期王座戦五番勝負第2局⇒先手・藤井〇（角換わり）
2023年8月31日：第71期王座戦五番勝負第1局⇒先手・永瀬〇（角換わり）
2023年2月1日：第81期A級順位戦⇒先手・永瀬〇（角換わり）
2022年9月16日：第30期銀河戦決勝トーナメント2回戦⇒後手・藤井〇（角換わり）
2022年7月17日：第93期棋聖戦五番勝負第4局⇒後手・藤井〇（相掛かり）
2022年7月4日：第93期棋聖戦五番勝負第3局⇒先手・藤井〇（角換わり）
2022年6月15日：第93期棋聖戦五番勝負第2局⇒後手・藤井〇（角換わり）
2022年6月3日：第93期棋聖戦五番勝負第1局⇒後手・永瀬〇（角換わり）
2022年1月16日：第15回朝日杯本戦2回戦⇒先手・永瀬〇（雁木）
2021年11月24日：第71期王将戦挑戦者決定リーグ⇒先手・永瀬〇（相掛かり）
2021年11月3日：第42回JT杯日本シリーズ準決勝⇒先手・藤井〇（角換わり）
2021年8月30日：第34期竜王戦挑戦者決定戦第2局⇒先手・藤井〇（相掛かり）
2021年8月12日：第34期竜王戦挑戦者決定戦第1局⇒後手・藤井〇（三間飛車）
2021年5月31日：第6期叡王戦本戦2回戦⇒後手・藤井〇（居飛車力戦型）
2020年10月26日：第70期王将戦挑戦者決定リーグ⇒後手・永瀬〇（四間飛車）
2020年9月15日：第28期銀河戦決勝トーナメント2回戦⇒先手・藤井〇（横歩取り）
2020年6月23日：第61期王位戦挑戦者決定戦⇒先手・藤井〇（角換わり）
2020年6月4日：第91期棋聖戦本戦決勝⇒後手・藤井〇（相掛かり）
藤井聡太と永瀬拓矢は仲良しで昔から研究会
盤上では壮絶な戦いを繰り広げている藤井聡太さんと永瀬拓矢さんですが、実は大の仲良しで2017年以来、VS（1対1の研究会）を続けてきた間柄です。
研究会を行うようになったのは、藤井聡太さんが四段昇段直後に行われた非公式戦「炎の七番勝負」がきっかけでした。藤井聡太さんが並み居る強豪棋士を次々と撃破していく中、ただ一人、永瀬拓矢さんだけが勝利しました。
研究会を申し込んだのは勝った永瀬さんのほうで、知人から藤井さんのメールアドレスを聞いて、「VS（1対1の研究会）をしたい」と藤井さん本人に申し込んだということです。当時の永瀬さんは24歳で、10歳も年下の藤井さんに永瀬さんから申し込んだということになります。
VS（1対1の研究会）のメリットはお互いに大きく、藤井さんも「勉強になることばかりで棋力を引き上げてもらった」と感じているほどです。両者の将棋に対する研究熱心でストイックな姿勢はよく知られているところで、対局終了後に1時間以上もかけて感想戦に夢中になることもしばしばです。
2023年には東京・千駄ケ谷の「将棋会館」で東西将棋会館建設クラウドファンディング特別対局を行い、藤井聡太さんと永瀬拓矢さんの研究会の様子を再現した対局の観戦という特別なコースが販売されました。
ファンにとっては非常に興味深いコースで、先後1局ずつ計2局を観戦した後、別室で解説会を聞き、対局終了後は藤井・永瀬両棋士が解説を行うという内容でした。80万円の寄付を行った15人の支援者へのリターンというこの企画はあっという間に完売となり、半数以上は女性だったということです。
対局は普段通りの私服で使う駒も同じということでまさにいつも両者が行っている研究会をそのまま見せるというもので、終局後の感想戦もピンマイクを着用し、両者の生の声を聞ける非常に希少価値の高い企画でした。
仲良しの藤井聡太さんと永瀬拓矢さんのVS（1対1の研究会）は今後も続き、さらなる境地へと突き進んでいくことでしょう。
こちらの記事もあわせてどうぞ↓↓
藤井聡太vs永瀬拓矢の対戦成績～まとめ
今回は、仲良しで昔から研究会も行っている藤井聡太さんと永瀬拓矢さんの対戦成績について見てきました。
藤井聡太さんと永瀬拓矢さんの対戦成績は藤井聡太さんの18勝7敗、タイトル戦での対戦は3回あり、すべて藤井聡太さんが制しています。（2024年10月24日時点）
両者は大の仲良しで2017年以来、VS（1対1の研究会）を続けてきた間柄で、両者の将棋に対する研究熱心でストイックな姿勢はよく知られています。VS（1対1の研究会）は今後も続き、さらなる境地へと突き進んでいくことでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント