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将棋の歴代王将一覧と最多獲得棋士まとめ!永世称号獲得は難しい?

王将戦は将棋の8大タイトル戦のひとつで名人戦に次ぐ歴史を誇り、1950年に創設され翌1951年にタイトル戦に格上げされました。

毎年9月から11月にかけて7名の棋士による総当たりの挑戦者決定リーグ戦が行われ、翌年1月から3月に行われる七番勝負で先に4勝した棋士が王将位を獲得する仕組みとなっています。

王将戦は3勝の差がついたら香落ち戦という指し込み制が行われていた独特のルールがあるタイトル戦で、過去にはさまざまなエピソードが残されています。

歴代王将にはその時代を代表する棋士の名が並びますが、永世称号を獲得するのはかなり難しいようで永世王将は極めて少ないといえます。

今回は、将棋の歴代王将一覧と王将位最多獲得棋士、また永世王将の称号を獲得するのは難しいのか、などを見ていきます。

将棋の歴代王将一覧

まずは将棋の歴代王将一覧を見ていきましょう。

将棋王将戦を振り返ると、創設から1950年代から1960年代は大山時代、1970年代は中原時代といっていいでしょう。ともに長期間、王将位に君臨しています。

戦国時代が訪れたのは、1978年度(第28期)に加藤一二三さんが王将位を奪取してからです。大山康晴さんや中原誠さんのの復位もあったものの、1980年代は目まぐるしく王将が変わるという時代でした。

そして、1990年代になると谷川浩司さんから羽生善治さんへと王将位が受け継がれていきます。

2000年以降は羽生善治さんを中心とした羽生世代の活躍が目立ち、2006年度(第56期)には羽生善治さんが大山康晴さんに続いて2人目の永世称号を獲得しています。

そして、そこに久保利明さんや渡辺明さんが割って入る時代に突入しました。

他のタイトル戦ほどの世代交代は見られていませんでしたが、2021年度(第71期)の藤井聡太王将の誕生により、一気に世代交代が進みました。

将棋の歴代王将一覧は、以下の通りです。

将棋の歴代王将一覧
1950年度(第1回):木村義雄 ※一般棋戦としてスタート
1951年度(第1期):升田幸三 ※タイトル戦に格上げ
1952年度(第2期)~1954年度(第4期):大山康晴
1955年度(第5期)・1956年度(第6期):升田幸三
1957年度(第7期)~1961年度(第11期):大山康晴
1962年度(第12期):二上達也
1963年度(第13期)~1971年度(第21期):大山康晴
1972年度(第22期)~1977年度(第27期):中原誠
1978年度(第28期):加藤一二三
1979年度(第29期)~1981年度(第31期):大山康晴
1982年度(第32期)・1983年度(第33期):米長邦雄
1984年度(第34期):中原誠
1985年度(第35期)・1986年度(第36期):中村修
1987年度(第37期)・1988年度(第38期):南芳一
1989年度(第39期):米長邦雄
1990年度(第40期):南芳一
1991年度(第41期)~1994年度(第44期):谷川浩司
1995年度(第45期)~2000年度(第50期):羽生善治
2001年度(第51期):佐藤康光
2002年度(第52期):羽生善治
2003年度(第53期):森内俊之
2004年度(第54期)~2008年度(第58期):羽生善治
2009年度(第59期)・2010年度(第60期):久保利明
2011年度(第61期):佐藤康光
2012年度(第62期)・2013年度(第63期):渡辺明
2014年度(第64期)・2015年度(第65期):郷田真隆
2016年度(第66期)・2017年度(第67期):久保利明
2018年度(第68期)~2020年度(第70期):渡辺明
2021年度(第71期)~ 2023年度(第73期):藤井聡太

将棋の歴代王将~最多獲得棋士

続いて、将棋の歴代王将で最多獲得棋士はだれなのか、見ていきましょう。

王将位最多獲得棋士は大山康晴さんの20期、以下、羽生善治さんの12期、中原誠さんの7期、渡辺明さんの5期と続きます。

大山康晴さんと羽生善治さんの2人だけが獲得数が二桁を超えており、3位以下を大きく引き離しており突出しています。

連覇記録は大山康晴さんの9連覇が最多、以下、中原誠さんと羽生善治さんの6連覇、谷川浩司さんの4連覇、渡辺明さんと藤井聡太さんの3連覇と続きます。

将棋の王将位獲得数ランキングと連覇記録ランキングは、以下の通りです。

将棋の王将位獲得数ランキング
1位:20期 大山康晴
2位:12期 羽生善治
3位:7期 中原誠
4位:5期 渡辺明
5位タイ:4期 谷川浩司、久保利明
7位タイ:3期 升田幸三、米長邦雄、南芳一、藤井聡太

将棋の王将位連覇記録ランキング
1位:9連覇 大山康晴
2位タイ:6連覇 中原誠、羽生善治
4位タイ:5連覇 大山康晴、羽生善治
6位:4連覇 谷川浩司
7位タイ:3連覇 大山康晴(2回)、渡辺明、藤井聡太

将棋の永世王将になるのは難しい?

将棋のタイトル戦で永世称号を獲得するには、各タイトル戦で条件が異なります。

永世称号獲得の条件は連続で獲得するか、通算で獲得するか、あるいはその両方になっています。

永世王将の場合は通算10期以上獲得のみが条件となっており、永世棋王の連続5期のみと並んで8大タイトルの中で最も難しい条件といっていいでしょう。

それを物語るように、永世王将の資格保持者は大山康晴さんと羽生善治さんの2人のみです。

すでに70年以上の歴史を誇る王将戦で永世称号保持者が2人だけなのですから、永世王将になることがいかに難しいかがわかります。

将棋の永世王将

  • 大山康晴:通算20期(1952~54・1957~61・1963~71・1979~81)
    ※1966年に43歳0か月で達成
  • 羽生善治:通算12期(1995~2000・2002・2004~08)
    ※2007年に36歳5か月で達成

将棋のタイトルの永世称号の条件など詳細は、こちらをご参照下さい↓↓

将棋のタイトルの永世称号の条件とは?保持者一覧と最年少記録なども!
こちらでは、将棋のタイトルの永世称号の条件とは何か、さらに保持者一覧と最年少記録などについてまとめました。将棋のタイトルの永世称号とはいったいどんなものなのか、また得るための条件は?さらに大棋士ばかりの永世称号保持者の顔触れや最年少記録も!

将棋の歴代王将一覧と最多獲得棋士・永世王将は難しい?~まとめ

今回は、将棋の歴代王将一覧と王将位最多獲得棋士、また永世王将の称号を獲得するのは難しいのか、などを見てきました。

将棋の歴代王将で王将位最多獲得棋士は大山康晴さんの20期、以下、羽生善治さんの12期、中原誠さんの7期、渡辺明さんの5期と続きます。

永世王将の獲得条件は通算10期以上獲得のみで、永世棋王の連続5期のみと並んで8大タイトルの中で最も難しい条件といえます。

これだけ歴史ある王将戦で、永世王将の資格保持者が大山康晴さんと羽生善治さんの2人のみしかいないことからも永世王将になるのがいかに難しいかがわかります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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