将棋では対局者にそれぞれ同じ持ち時間が与えられています。
持ち時間は棋戦によって異なりますが、勝負がつく前にこの持ち時間がなくなったらどうなるのでしょうか?
時間切れの場合は切れた対局者の負けとなるのはわかりますが、持ち時間のルールは単にそれだけではないようです。
また、少し変な話かもしれませんが、トイレに行ってて時間切れになったらどうなるのかも気になります。
今回は、将棋で持ち時間がなくなったらどうなるのか、またトイレに行ってて時間切れの場合などについても見ていきます。
将棋で持ち時間がなくなったらどうなる?
将棋では持ち時間がなくなったら即、負けとなる「切れ負け」と持ち時間がなくなったら一定の時間内に指さなければならない「秒読み」の2つのルールがあります。
現在、女流棋戦も含めてプロの棋戦で「切れ負け」のルールを採用している棋戦はなく、持ち時間がなくなったら「秒読み」に移行します。
プロの棋戦だけでなくアマチュアの将棋大会も「秒読み」のルールを採用していることが多く、1手あたり1分、または30秒以内に指さなければならないという設定がほとんどです。
「1分将棋」とか「30秒将棋」と呼ばれ、棋戦によって異なります。女流王将戦のように40秒以内という珍しい設定もあります。
持ち時間がなくなり、さらにこの「秒読み」で設定された時間内に指さない場合は時間切れで負けとなります。
①即、負けとなる「切れ負け」
②一定の時間内に指さなければならない「秒読み」(1分、または30秒以内など)
将棋でトイレに行って時間切れの場合
将棋で持ち時間がなくなったらどうなるのかはわかりました。では、将棋でトイレに行った場合の持ち時間のルールはどうなっているのでしょうか。
もし、「秒読み」の時にトイレに行ってて時間内に指せなかった場合は時間切れで負けとなってしまうのでしょうか。
まず、将棋の対局中に自由にトイレに行くことができますが、時計を止めることはできません。つまり、自分の手番の場合はトイレに行っている時間もカウントされ、持ち時間は消費されるというわけです。
「秒読み」の場合も同様で、時間内に指せなかった場合はたとえトイレでも時間切れで負けとなってしまいます。なので、「秒読み」に入ってからトイレに行くのは時間的にはかなりリスクがあるといえます。
将棋の対局者にとってはトイレに行くタイミングはかなり重要で、「秒読み」に入る前、あるいは相手の長考中に済ませておいたほうが安心して勝負に集中できます。
たかがトイレ、されどトイレというわけで、トイレに行くタイミングも軽視できないことがわかります。
時間切れで負け(トイレに行っている間も持ち時間は消費される)
将棋で持ち時間がなくなったらどうなる?トイレで時間切れ~まとめ
今回は、将棋で持ち時間がなくなったらどうなるのか、またトイレに行ってて時間切れの場合などについても見てきました。
将棋で持ち時間がなくなったら「切れ負け」で即、負けか、一定の時間内に指さなければならない「秒読み」となります。
プロの棋戦では持ち時間がなくなったら「秒読み」のルールを採用、アマチュアの将棋大会も多くが「秒読み」のルールを採用しています。「秒読み」は1手あたり1分、または30秒以内に指さなければならないという設定がほとんどです。
将棋でトイレに行った場合も持ち時間は消費されるルールになっています。「秒読み」の場合もトイレに行っていたとしても時間内に指せなかった場合は時間切れで負けとなります。
将棋が強い弱いということ以外にも持ち時間の使い方やトイレに行くタイミングも勝負の戦略として、重要なファクターといえます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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